私がこの作品を提供しようと思ったのは、今の日本を憂い変えていこうとしているみなさんを励ますためです。
作品は戦前、戦争に反対し、凶刃に倒れた国会議員【山本宣治】の物語です。
山本宣治が掲げた平和と人権を守ることは大衆を導くスローガンではない。彼は農民・労働争議の現場に自らを置き、現場の人々の心の中に自己を投げ込み、共に行動しました。
ですから彼のことを「山宣」と親しみ希望を託しました。彼の生涯を知ることは今の情勢を切り開く力になります。
作品が製作されたのは1960年、安保闘争の真っ只中。エキストラも午前中は反安保集会、午後は演説会のシーンの撮影とスタッフ俳優ともども闘いと一体に製作されました。
出演者は、戦前、特高警察の弾圧経験のある「新劇」の名優たち。「二度と戦争を許さない」の想いと当時の熱気が伝わります。
監督は社会派の巨匠【山本薩夫】。反戦映画であるが啓蒙作品ではない喜怒哀楽・エンターテインメントとして楽しめる傑作になっています。
山本監督は戦前国策映画をつくったことを反省し、戦後歩を始めます。しかし、レットパージ(共産党員、その支持者を職場から追放)により映画界を追われます。
山本監督は盟友【今井正】らと独立プロを設立、日本映画の黄金期を支えます。また、独立プロによる映画を支えた人々の運動があったのは日本独自の財産です。
私どもNKAプロモートの提供第一作目は韓国映画「雪道」で全国80ヶ所1900人が来場しました。
日本軍慰安婦を扱った厳しい内容でしたが、これだけの広がりがあったのは独立プロによる上映運動が各地で根付いていたからだと思っています。
「武器なき斗い」の上映を決め街じゅうにポスターを貼りましょう。立話をし反戦平和の結びつきを広げましょう!
NKAプロモート代表 児玉 俊明
1925年普通選挙法と抱き合わせで成立した治安維持法によって社会運動家や自由主義者への弾圧は強まった。同志社大学で生物学を教えていた山本宣治は社会運動にもかかわっていて、大学を追われてしまう。山本は平和と人権を守ることを掲げ、普通選挙に立候補を決意。激しい選挙干渉と弾圧を退け、見事当選する。治安維持法に死刑条項を加えることを狙う政府に、山本は帝国議会で反対演説を決意する。その前日、右翼の凶刃に倒れる。そして戦後・・・・・・。
1960年製作/モノクロ/140分/モノラル/シネスコ
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